ヤマノアーキデザインには
「家づくりを通してすべての人に喜びをデザインする」という理念があります。
私が、経営者として成し遂げたいことは、お客様に喜びを提供すること。
そのためにできることに妥協はしません。
家づくりはもちろん、イベントや記念式。
「どうしてそこまでするの?」という方もいらっしゃいますが、
その答えは「お客様の喜ぶ顔が見たいから」に尽きます。
ヤマノアーキデザインのお施主様は皆、家を建てる時にはこの想いに共感いただき、
家を建ててからも“喜んで”お付き合いいただいています。
ーーー 想いに共感して家を建てること
お客様と永いお付き合いをしたいと考える私たちにとっては当たり前のことですが、
すべての住宅会社がそのような考えではありません。
一つ面白い話があります。
「ヤマノアーキデザインって高いんでしょ」と
お金のかかる家づくりをしていると評判を伺うことがあります。
どんな方からの評判でしょうか?
まず、ヤマノアーキデザインのお施主様はそのようなことは言いません。
実は、ヤマノアーキデザインで家を建てなかった方からそのような評判なのです。
お金が高かったから見送った方がいる一方で、
実際に家を建てたお施主様は、誰も高かったとは言わない。
価値観は人によって違います。
でも、永くお付き合いする家づくりにおいて、
お互いの価値観が合うというのはとても大切なことだと私たちは考えます。
そこで、ここからのストーリーは、私の価値観「人に喜んでもらいたい」という、
今のヤマノアーキデザインの理念に至った経緯をお伝えしようと思います。
「なんでそこまでやるの?」
そこまでやってしまうんです(笑)
人に喜んでもらうのが好きだから
最近よく「なんでそこまでやるの?」と言われることが増えてきました。
家づくりはもちろん、イベント・記念式、数百万再生を記録したSNSなど。
何にでもこだわる。喜んでいただけるまでいいものにしたい。
今思うと、そこまでやってしまう性格は…子どもの頃からだったように思います。
要は、負けず嫌いだったんです。
中学から高校までバスケ部に所属していました。高校時代にはレギュラーになれなかったことが悔しくて毎日遅くまで3ポイントシュートの練習を積み重ね、最終的にはレギュラーを勝ち取りました。

建築業界を志したきっかけ
高校3年生の夏、大工である父の手伝いをしている時に進路の相談をした時のことでした。
「お前は大工より設計の方が向いている」と父の言葉。
父の背中を追って大工をという想いもあった私は悩みましたが、その言葉に従い建築士の専門学校へと進みました。
周りの助けを得て乗り越えた社会人1年目
社会人になり、数年は現場監督として働きました。
入社1年目でいきなり8棟の住宅建築を任されるなど、はじめは「本当に大丈夫なのか?」と不安もありましたが、コミュニケーションを多くとることで、次第に大工をはじめとした周りとも打ち解け、そこの工法をマスター。3年目には「すべて工藤さんに任せるよ」と言われるまでになりました。
…と言うととってもカッコイイですが、とにかく何もわからず遮二無二やっていたところ気に入ってもらい、工法からトランプのルールまで朝から晩まで色々教わったという昔話です(笑)
「これがデザインか」影響を受けた1人の建築士
助けられた先輩の中に、1人の建築士がいました。その先輩は、高校中退ながらも一級建築士の資格をもち、独自の考えをもちお客様からも評判のよい建築士でした。
現場監督として、その方の設計図を見た時驚きました。その図面は、建築のセオリーでつくる家ではなく、まずお客様の家として考えられた斬新な設計。そして、現場での工事のしやすさも考慮された見事なものでした。この人の設計が「デザインだけじゃないデザイン」今のヤマノアーキデザインのスタイルに大きく影響を及ぼしています。
「プロとしてのアドバイスが欲しかった」心に残ったお客様からの言葉
修行の後、地元に戻り当時父の経営していた「やまの工藤建設」に入社しました。一生懸命やっていたつもりでしたが、受注に波がある。仕事をとらなきゃ。忙しいという字は「心」を「忘」と書くとよく言いますが、まさにその通り。修行時代に学んだことも頭の隅になってしまい、とにかくお客様に言うことに従った家づくりをしていました。
そんな時、あるお客様にこんなことを言われてしまいました。
「私たちは家づくりの素人だから、プロとしてのアドバイスが欲しかった」
ハッとしました。お客様の希望を叶えるだけでなく、プロとしてのアドバイス、提案をしていくことが本来の仕事。会社員時代に学んだはずなのに…後悔と共に、これからはお客様にそんな想いは絶対させないという決意をしました。
ライバルの存在が、そこまでやるのをつくってくれた
そんな家づくりへの志が固まった頃、実は会社は厳しい状態に陥っていました。
毎年6棟から多い時で10棟を数えるほどに家を建てていたのがその年は2棟。なにか新しいことに挑戦しないといけないと考えていた頃「エルムECOタウン」が結成されそこに参画しました。地元の工務店6社が集まり合同展示場を運営。1年で1,000組以上、8期を超えた今、累計で8,000組以上のお客様に来場いただけるビッグプロジェクトに成長させることができました。
その成功の背景には、各社が互いに切磋琢磨して、家づくりや接客の工夫、会社の成長など競い合った結果があると思います。ちょうど同年代の社長も多く、私も「負けず嫌い」の血が騒ぎ、絶対に一番いい家をつくるんだ!と、まさに「なんでそこまでやるの?」と言われるくらいのこだわりを実現するに至りました。
何のために、そこまでやるのか?
そんなミライエプロジェクトの取り組みが転機になり、ヤマノアーキデザインもより多くの支持をいただけるようになりました。そんな時、ふと考えてみました。
「何のために、そこまでこだわるのだろうか?」
お客様も増え、従業員、自分を頼ってくださる方が増える中でその「何か」を探るべきなのではないか?と思いはじめたのです。ヤマノアーキデザインでは、モデルハウスを気に入ってくださったお客様に「いえづくりキーノート」というヤマノアーキデザインのこと、家づくりのことを知っていただくイベントを実施しています。その時にも自信を持ってお客様に想いを伝えられるようにと改めて自分を見つめ直してみました。
例えば、一杯の日本酒が教えてくれたこと
突然ですが、私は、日本酒が好きで、地元産はもちろん全国各地の日本酒を愉しんでいます。
日本酒はその味わいと共に、そこのお店のこだわりが表れるお酒です。
なぜ、この日本酒を?実は…とストーリーがあるのです。
また、日本酒をつくる酒蔵に伺った時も、その作り込みのこだわりはもちろん、これからは、新しいお酒のカタチも必要だという業界の常識に捉われずチャレンジする姿勢や、ライバルと共に切磋琢磨しながら…などと一杯の中にこれだけのストーリーがあるのかと驚ろかされます。
私は酒蔵の人間でもなければ蔵人でもないので、そのお酒をいただきながら、そのストーリーを知人やお客様にご紹介をします。すると「へぇ、知らなかった」「こんな美味しいお酒があるんですね」と、その良さと発見にとてもうれしそうな表情を浮かべていただけます。
良いものや新しいものには人を喜ばせる力がある。この喜ばせる力が一つ、ヒントになった気がしました。
安くすることは簡単、価値のあるものをつくるのは難しい
同じものなら価格は安い方がいい、私もそう思います。でも、他にはない自分を幸せにしてくれる何かがあるのなら…そこにはお金で買えない価値があるのではないでしょうか?
その価値を知った時の笑顔、お客様が喜んだ表情をしてくれることが私がそこまでやる理由です。
安くすることは簡単、価値のあるものをつくるのは難しい。ヤマノアーキデザインはその難しさに対して「そこまでやるの」と言われるくらい挑戦する会社でありたいと思っています。
「一番良いを届ける」そんな私たちのこだわりに触れてみたいと感じた方はぜひ一度、ヤマノアーキデザインを訪ねていただければ幸いです。